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「自閉症の僕が跳びはねる理由」は、重度の自閉症を持つ作家、東田直樹氏によるエッセイです。
著者が「跳びはねる」理由
東田氏は、自身が跳びはねる理由について、「体が動いてしまうのを止められないから」ではなく、以下のような独自の感覚によるものだと述べています。
空へ行きたいという衝動: 跳びはねている時は、気持ちが空に向かっていくような感覚があり、「空に吸い込まれたい」という願いが込められています。
身体の解放: 自分の体が自分のものではないような、縄で縛られているような不自由さを感じることがあり、跳びはねることでその束縛から解放されるような心地よさを感じています。
感情の表現: 嬉しい時や悲しい時、感情が動いた時に体が反応してしまい、その高ぶった感情を外に逃がすための一種の手段でもあります。
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映画『梅切らぬバカ』は、2021年に公開された、自閉症の息子と老いた母親の日常を温かく描いたヒューマンドラマです。
作品の概要
主演: 加賀まりこ(54年ぶりの映画主演)、塚地武雅(ドランクドラゴン)
監督・脚本: 和島香太郎
あらすじ:
自閉症の息子・忠男(塚地武雅)と、彼を支える母・珠子(加賀まりこ)の二人暮らし。 庭に伸びた梅の木が隣家とのトラブルの種になりつつも、地域コミュニティとの関わりや、忠男のグループホームへの入居、そして自立へと向かう親子の姿を誠実に描いています。
タイトルの意味:
ことわざ「桜切る馬鹿、梅切らぬ馬鹿」に由来します。 桜は枝を切ると腐りやすいが、梅は適切に剪定しないと良い花や実がつかないことから、「相手の特性に合わせた関わり方が大切である」という意味が込められています。...

映画『スペシャルズ! ~政府が潰そうとした自閉症ケア施設を守った男たちの実話~』(原題:Hors Normes)は、2019年にフランスで制作された実話に基づくヒューマンドラマです。

「地域に生きて」というテーマで考える「親亡き後」の支援は、障害のある方が住み慣れた地域で、親がいなくなった後もその人らしく一生を全うできる仕組みづくりを指します。
このテーマを深く扱った書籍に、『「地域に生きて」親亡き後の支援を考える―看取りまでできるか』(明石邦彦・明石洋子 著、ぶどう社)があります。同書では、神奈川県川崎市の「社会福祉法人あおぞらの会」による30年以上の実践を通じ、「住みたいところで、住みたい人と」共に生き、最期まで地域で支え合う姿が描かれています。
親亡き後の支援において重要なポイントは、以下の4つの視点に集約されます。
1. 意思決定と権利の保護
障害のある方が自ら選択し、生活を継続するためには、保護者に代わる支援者の確保が不可欠です。
成年後見制度:...

明石洋子(あかし ようこ)さんの著書『お仕事がんばります ―自閉症の息子と共に〈3〉』は、知的障害を伴う自閉症の長男・徹之(てつゆき)さんの成長を綴った実話シリーズの完結編です。
本書の主な内容は以下の通りです:
就労への挑戦: 前2作が子育てや自立をテーマにしていたのに対し、本作では徹之さんの「働くこと」への挑戦が描かれています。
公務員試験の突破: 徹之さんは障害者枠ではなく、一般の受検者と同じ土俵で公務員試験を受け、合格しました。現在は川崎市職員として、清掃車の添乗員などの仕事に励んでいます。
地域での自立: 職場での奮闘や、地域社会の中で一人の自立した大人として生きていく姿がリアルに記されています。
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明石洋子(あかし ようこ)さんの著書『自立への子育て』は、知的発達障害を伴う自閉症の長男・徹之さんと共に歩んできた経験を記した子育て記の第2巻です。
本書では、自閉症の子どもが社会で生きていくために必要な「生活の力」をどう育てるかに焦点を当て、家庭での具体的な工夫やしつけの方法が詳しく紹介されています。
主な内容
前著『ありのままの子育て』に続く本作では、より実践的な「自立」へのステップが綴られています。
生活スキルの習得: ことば、トイレ、偏食の克服、こだわりへの対処など、日常生活の基盤となる力の育て方。
社会性の育成: お手伝いやお金の管理など、将来の自立を見据えた具体的な訓練方法。
視覚的工夫: 自閉症の特性に配慮した「視覚的構造化」など、著者独自の創意工夫によるバリアフリーな教育法。
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明石洋子(あかし ようこ)氏による『ありのままの子育て ― 自閉症の息子と共に』(ぶどう社)は、重度の知的障害を伴う自閉症の長男・徹之(てつゆき)さんと歩んだ、20年以上にわたる子育ての記録を綴った書籍です。

合理的配慮とは

2026年04月05日

合理的配慮とは、障害のある人が障害のない人と同じように社会生活や職場で活動できるようにするための適切な調整や支援のことです。合理的配慮は、障害者が社会で自立し、平等に参加できるための権利保障の手段であり、事業者にとっては法的義務として遵守すべき重要な概念です。

本日の自閉症映画上映会は、自閉症への理解を深めるとともに、当事者、ご家族、支援者、地域の方々が温かくつながることを目的としたイベントです。専門的な知識がなくても大丈夫。映画をきっかけに、日常の中での小さな困りごとや工夫、気づきを一緒に分かち合える、やさしい時間を目指しています。