「風になる 自閉症の僕が生きていく風景」
2026年04月18日

『風になる 自閉症の僕が生きていく風景』は、重度の自閉症を抱える作家・東田直樹さんが、18歳から20歳までの2年間に雑誌「ビッグイシュー日本版」に連載したコラムをまとめたエッセイ集です。
本作は後に、角川文庫より『自閉症の僕が生きていく風景』というタイトルで文庫化されています。
本書の主な内容
自閉症者の内面世界: 通常の会話が困難な東田さんが、文字盤やパソコンを使って、自身の思考や行動の意味、自閉症として見えている風景を瑞々しい感性で綴っています。
生い立ちと日常: 幼稚園時代に人との違いに悩み、自分を嫌いになった経験や、家族に支えられながら過ごした日々、文字盤で思いを伝えられるようになるまでの道のりが描かれています。
「ありのまま」の肯定: 「僕は、きっと死ぬまで自閉症なのでしょう。それは、自分にとって一体どんな意味があるのか知りたいのです」という問いを通じ、障害の有無に関わらず、ありのままの自分を生き抜くことの意義を伝えています。
特別対談: 単行本(増補版)および文庫版には、演出家・宮本亞門さんとの筆談対談が収録されています。
東田直樹さんの著作には、他にも世界的なベストセラーとなった『自閉症の僕が跳びはねる理由』などがあり、それらを通じて自閉症への理解を深めることができます。