「障害児なんだうちの子」と言えた父親たち

2026年03月31日

「『障害児なんだ、うちの子』って言えた、オヤジたち」は、東京都町田市を拠点に活動する「町田おやじの会」が2004年に出版した書籍です。
この本は、障害を持つ子どもの父親たちが、自身の葛藤や子育てへの向き合い方を率直に綴った手記集です。
障害を宣告された時のショックや、それを周囲に言えなかった苦しみ、母親(妻)に任せきりだった育児に、父親としてどう関わるようになったかの変化、「町田おやじの会」という仲間との出会いを通じて、自分の子を「障害児なんだ」と自然に語れるようになるまでの心のプロセスなどが綴られています。
町田おやじの会とは、町田市の療育施設などに通う障害児の父親たちが、自然な流れで集まって結成された会です。
「母親同士のネットワークは強いが、父親は孤立しがち」という状況の中で、父親ならではの悩みや本音を共有できる貴重な場となっています。
「なんで俺の子が」という絶望から、子どもを一人の人間として受け入れ、ともに歩んでいく姿が描かれており、同じ境遇の父親たちだけでなく、家族や支援者からも長く支持されている一冊です。 

Share