ウェルビーイングについて

2026年02月10日

世界保健機関(WHO)では、ウェルビーイングのことを個人や社会のよい状態。健康と同じように日常生活の一要素であり、社会的、経済的、環境的な状況によって決定される(翻訳)と紹介しています。

「よい状態」とは、なんともあいまいな定義。「よい状態って、一人ひとり違うんじゃない?」と思われるかもしれません。実はそのとおりなのです。ウェルビーイングとはどういうことなのか、自分にとってのウェルビーイングとは何なのか、それぞれの考え方がある自由な言葉なのです。

ウェルビーイングとは、単に病気がない状態ではなく、心と体、そして社会的なつながりが満たされている、より豊かな「よく生きる」状態を指します。仕事や家庭、趣味や人間関係など、日々の暮らしのバランスを整えることで、自分らしく健やかに過ごすことができます。日々の生活の中で、少しだけ自分を大切にする時間をつくることが、ウェルビーイング向上の第一歩です。深呼吸をして心を落ち着かせる、軽い運動で体をほぐす、信頼できる人と気持ちを分かち合うなど、特別なことではなくても構いません。自分に合ったペースで続けることで、前向きなエネルギーが生まれ、仕事のパフォーマンスや人間関係にも良い影響が広がっていきます。あなたのウェルビーイングを、一緒に育てていきましょう。

ウェルビーイングには「主観的ウェルビーイング」と「客観的ウェルビーイング」の2種類があります。

「主観的ウェルビーイング」とは、一人ひとりが自分自身で感じる認識や感覚によって見えてくるもの。
それを測る指標として、「人生への幸福感や満足感」「生活への自己評価」「うれしい、楽しいなどの感情」などが挙げられるでしょう。例えば、「自分にとってよい人生とは?」「自分は今どんなきもちだろうか?」と自分自身に問いかけることも、主観的ウェルビーイングを把握するために有効です。「よい状態かどうか」の感じ方は一人ひとり異なります。

一方で、「客観的ウェルビーイング」とは、客観的な数値基準で把握できます。
例えば、平均寿命や生涯賃金、失業率、GDP(国内総生産)、大学進学率、収入に占める家賃の割合、労働時間や有休取得率、人と関わる時間、保育所待機児童数、育児休業取得者数、介護時間など、統計データで測れるものです。これらの統計データは、国別や県別などウェルビーイングの充実度を比較するときに利用されることがあります。

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