氷山モデル

2026年05月17日

氷山モデルとは、目に見える行動や結果の背後に、見えにくい感情・価値観・思考パターンが存在していることを示す比喩的なフレームワークです。水面上に出ている氷山の一部は「表面に現れた事実」ですが、水面下にはそれを支える大きな構造が隠れています。

ビジネスや教育、カウンセリングの場面では、問題を単なる表面的な出来事として捉えるのではなく、その背景にある前提や信念、組織文化まで掘り下げて理解するために活用されます。これにより、より本質的な課題発見や、持続的な行動変容につながるアプローチが可能になります。

氷山モデルでは、上部の「出来事・行動」、そのすぐ下の「パターン・傾向」、さらに深い「構造・仕組み」、最も深い「価値観・前提」という層に分けて考えます。

例えば、職場でのコミュニケーション不全という出来事の背後には、過去から続く情報共有の習慣や評価制度、さらには「失敗してはいけない」「上司には逆らえない」といった暗黙の前提が隠れているかもしれません。氷山モデルを使うことで、表面の問題に対症療法的に対応するのではなく、根本原因に働きかける視点を得ることができます。

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